Neroには書き込みだけでなく、リッピングもできる『Nero record』というソフトがあります。
『Nero record』は動画の変換にも対応しているので便利です♪
動画変換の詳しい使い方については以下の記事を参考にしてくださいね。
関連記事:Neroを使って動画を変換しよう!!【Nero Recordの使い方】
では、Neroのディスクコピー機能は実際にどこまでできるのか??
今日はココについて話していきたいと思います。
そもそもディスクコピー、リッピングって??
今ではブルーレイが主流になってきましたが、数年前は映像メディアというと「DVD」が主流でした。
で、映像などをDVDにコピーして保存したりすることをいわゆる「DVD書き込み」といいます。
今回の「ディスクコピー」「リッピング」というのは、DVDに入っている映像をそのままコピーして、DVDに書き込むことを指します。
いわゆる「DVDコピー」ってやつですね♪
2000年代はこのDVDコピー・リッピングの全盛期で、フリーソフトなどでもたくさんの種類が転がっていました。
なんで、こんなにDVDコピー・リッピングソフトが人気があったのかというと、「市販の映画のDVDやレンタルDVDの映像をコピーして手元に残すことができた」からなんですね。
ディスクコピーでできること
市販やレンタルのDVDの中身をコピーすることができれば、例えば、DVDをわざわざ購入しなくても、友達やレンタルなどでDVDを借りて、そのままコピーをすることで映画などの映像をずっと手元に残すことができちゃうわけです。
でも、それじゃ、映画会社の権益に関わってきますよね。
なので、市販やレンタルのDVDにはコピー、リッピングができないようにプロテクトがかけられているんです。
そのプロテクトを解除して、DVDの中身の映像をコピーすることを「リッピングソフト」と一般的に呼び、「プロテクトの解除→プロテクトの強化」のいたちごっこがずっと続いていました。
著作権法の改正で規制強化
しかし、日本国内で2012年、著作権法の改正が行われ、「DVDなどのプロテクトの解除行為は違法行為」と制定されたことで、日本国内からリッピングソフトがどんどん衰退していきました。
逆にいうと、2012年以前まではリッピングソフトの使用は違法ではなかった、ということになるんですね。
なので、現在、日本国内で販売されているリッピングソフトはもれなく、「市販・レンタルのDVDはコピーできない」ということになります。
Neroのディスクコピー機能でできること
ということで、「ディスクコピー」についての歴史をぐちぐち書かせていただきましたが、2017年現在では「ディスクコピー・リッピング」=「市販やレンタルのDVDをコピーするものではない」という認識が一般的です。
日本だけでなく、世界的にリッピングに対する規制は強くなっているので、もしも、市販やレンタルのDVDをコピーできてしまったら、ソフトを開発している販売元も利用者も罰せられてしまいます。
Neroの公式サイトにもリッピング機能について「著作権保護されたディスクやファイルを除く。」の記述があります。
なので、Neroのディスクコピー機能はあくまで著作権保護がない、自分で撮影した映像などのコピープロテクトが搭載されていないものに限るということになります。
こう考えると、リッピング機能の利便性があまりないように見えますが、ブルーレイやDVDのディスクの映像をスマホやタブレットに一回の操作で移すことができる、と考えると『Nero record』のディスクコピー機能の有用性が見えてくると思います!!
まとめ
ディスクコピーというと「どこからどこまでできるのか??」
結構わからないと思います。
なので、今回はDVDコピーに関する知識についてもちょっと触れてみました♪
今後もNero製品だけの情報だけでなく、このような知識も少しずつ共有していきたいと思っています!!